5,000年以上前にすでに私たちの未来が予言されていたとしたら？
その未来が、私たちの運命が気になる人も多いはず。
その不思議な予言書の名前は、
アガスティアの葉
です。
はるか昔、紀元前3,000年にインド南部で行われていたナディ占星術の予言書として賢者によって記録されたもの、それが“アガスティアの葉”です。
指紋を見るだけでその人の過去・現在・未来までがわかるというアガスティアの葉は数千年の時を経てなお、私たちの心を掴み続けています。そして多くの人々が、科学では証明しきれない不思議な予言書・アガスティアの葉を求めて今もなおインドを訪れています。
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アガスティアの葉とは
アガスティアの葉が有名になったのは1994年に出版された青山圭秀さんの本『アガスティアの葉～運命か自由意志か、そして星の科学とは何か』がきっかけです。発売当初は未来がわかる予言書として取り上げられ、一大ブームを巻き起こしました。スピリチュアル・ブームの先駆けになったとも言えるでしょう。
しかし、その後アガスティアの葉ブームを逆手に取った悪徳商法や詐欺行為でマイナスイメージが作られてしまったのも事実。それでも現在にいたるまでアガスティアの葉の予言は語り継がれ、多くの人の心を掴んでいます。
そんな神秘の予言書・アガスティアの葉について簡単に解説します。
5,000年ほど前、もともとインド南部で行われていたナディ占星術。ナディ占星術の賢人は人間の過去・現在・未来を予言できたそうです。その中の一人・アガスティアによってヤシの葉に記された予言書、それがアガスティアの葉です。
アガスティアの予言は指紋（男性は右手、女性は左手）から葉を導き出す、という独特の手法で、ナディ占星術のマスター、ナディ・リーダーしか読み取れません。ナディ・リーダーになるには数十年の修行が必要であり、古代タミル語を解読し、私たちに与えられた予言を伝える、というまさに神のようなことをやってのけています。
そんなナディ・リーダーになれるのはごく一握りの人々なのですが、残念ながらナディ・リーダーを語った詐欺師もいるのです。
本物のアガスティアの葉を保管している南インドのタミル・ナードゥ州に行けば、確実！というわけではありません。
本記事では、アガスティアの葉の発祥の地であるタミル・ナードゥ州の中でも特に信頼度の高いと言われている本物のアガスティアの葉の館を紹介します。
アガスティアの葉の館は南インド・カンチープラムにある
深野一幸は、アガスティアの葉は保存のためにオリジナルのものから書き写され、1995年当時、13ヶ所の館と呼ばれる場所で保存されているとしている。ナディ・センター（ナディ占星術の館）の建物は古くて原始的な家であり、ナディ・リーダーは、南インドの家族経営の職業である。
ウィキペディア・アガスティアの葉より引用
アガスティアの葉には13ヶ所の館があると記載されていますが、残念ながらアガスティアの館がどこにあるか、など詳しい情報は謎に包まれています。事前にアガスティアの葉の館について調べておかないと、行った館は偽物だった！なんてことにもなりかねません。
間違ったナディ・センターを選んでしまうと予言が適当だったり、本物に比べて精度がかなり落ちる、はたまたお金稼ぎのナディ・リーダーに当たってしまう恐れもあります。
そのような偽物のアガスティアの葉の館に行ってしまわないように、本物のアガスティアの葉の館がどこにあるか調査した結果、
信頼できるアガスティアの葉の館は南インド・カンチープラムにある
ということがわかりました。
次にカンチープラムの地理情報を簡単にご紹介します。
カンチープラムの地理情報
カンチープラムはタミル・ナードゥ州の州都であるチェンナイ（旧マドラス）から南西に約72キロメートルの距離に位置しています。
カンチープラムは古代から重要な都市として存在し、タミル文化の中でも重要な役割を果たしてきました。「千の寺院の都市」とも呼ばれるほど多くのヒンドゥー寺院がひしめき合っていることでも有名です。どの寺院もとても美しい建築物なので、カンチープラムに訪れたのであれば、アガスティアの葉の館だけでなく、カンチープラムの寺院観光をするのもおすすめです。
またカンチープラムは歴史、宗教だけでなくシルク産業が盛んなことでも知られています。カンチープラムで作られたカンチープラム・シルクサリーは品質が高く、デザイン・美しさ・色合いから世界的にも高評価を受けています。カンチープラムを訪れた際にはシルク製品をぜひお土産にどうぞ。
カンチープラムへの行き方、アクセス方法
カンチープラムに最も近い空港はチェンナイ国際空港です。2023年9月現在、日本からチェンナイ国際空港までの直行便がないので、ニュー・デリーにあるインディラ・ガンディー国際空港、もしくはマレーシアのクアラルンプール空港を経由して行きましょう。
JALやANAの運行便もありますが、割高です。15万程度で探すのであれば、エア・インディア・スクート航空・マレーシア航空などを利用するといいでしょう。飛行時間は乗り継ぎ含め、15時間以上です。
チェンナイ国際空港からカンチープラムへの移動手段として、以下のオプションがあります。
- タクシー
空港内にあるタクシーサービスを利用してカンチープラムへ向かえます。カンチープラムに着くまでは約1.5〜2時間程度です。 - バス
チェンナイ国際空港からカンチープラムへのバスサービスも利用できます。バスは通常、空港ターミナルから出発し、市内やカンチープラムへ向かいます。
チケットもインターネットで事前購入できるので、空港であたふたすることもありません。1日数本出ており、安いものは1,000円程度で購入可能。 - 列車
チェンナイ中央駅からカンチープラム行きの列車もあります。
チェンナイから60km程度なので車も便利ですが、旅行者がレンタカーを利用するのはかなり難易度が高いのでやめておきましょう。
海外旅行に慣れておらず現地移動が不安な方は、旅行会社のカンチープラム1泊2日、2泊3日ツアーを利用するのもおすすめです。3日間滞在すればアガスティアの葉の館だけでなく、ほかの寺院観光にもゆっくり時間を取れますね。
航空会社のフライトスケジュール、現地へのアクセス方法は常に変化する可能性があるため、計画を立てる時には最新情報を確認しておきましょう。
本物のアガスティアの葉が見つかる館の情報
アガスティアの葉の館についての情報は少なく、どの情報が正しいのかを見極めるのは容易ではありません。数ある口コミや体験談を参考に、カンチープラムにあるアガスティアの本物の館の情報を調査しました。
カンチープラムにある数々あるアガスティアの葉の館の中でも、細かなことまで予言できるところ、かなり大雑把な予言をするところ、ナディ・リーダーのやる気がないところ、など評判は様々なので注意が必要です。
本物のアガスティアの葉の館の詳細情報
日本人の体験談でも訪れている人が多く、自分のアガスティアの葉がみつかった、家族の名前が正確だった！などの良い口コミが多い場所がこちら。
Googleのレビューも1,000以上あり、日本からだけでなく世界各国から多くの人が訪れている場所です。
本物の館への行き方、アクセス方法
カンチープラムからは7kmほどなのでタクシーかオートリキシャ（三輪自動車タクシー）を使いましょう。
営業時間は朝の8時から夜の21:50までですが、アガスティアの葉を探すのに早くて1時間、長い時には数時間かかります。その後、葉を開く時にはさらに時間がかかるので、朝早い時間に行くことをおすすめします。
また、予約していないと当日に占ってもらえないほどの人気の場所でもあるので、電話での事前予約するのが確実。残念ながらオンラインでの予約ができません。
日本からオンライン鑑定ができるアガスティアの葉の館
日本からでもオンライン鑑定したい人は、ヴァイテースワランコイルにあるアガスティアの葉の館もおすすめです。
チェンナイから行くにも5時間以上かかるので、なかなかたどり着けない場所です。
アガスティアの葉の発祥の地・ヴァイテースワランコイル(Vaitheeswaran Koil)で最大のアガスティアの葉の館です。
ほかにも10ヶ所以上のアガスティアの葉の館がありますが、VaitheeswaranKoil テンプル内にある館の歴史は200年以上、と信頼度が高いのが特徴。Googleのレビュー数が6,000以上、評価も4.5と口コミがいいこともわかります。
日本でのオンライン代行でもこのアガスティアの葉の館を利用している会社もあり、安心できます。
偽物の可能性が高いアガスティアの館の情報
アガスティアの葉に関しては、
などの肯定的な評判から、
などの否定的な口コミまで様々です。
こちらではアガスティアの葉を探す時に、こんなことがあったら偽物のサイン！というポイントをいくつか紹介します。
質問をYES、NO以外の形式で聞いてくる
本物のアガスティアの葉を見つけるには、ナディ・リーダーがアガスティアの葉の束から質問を繰り返し、答えは全てYES、NOで答えなければいけません。全ての答えがYESであった時、自分の葉が見つかるのですが。
偽物の場所では、両親の名前は何行であるか教えてください、など具体的なことを聞いてきます。正しい場所では両親の名前は、ナ行ですか？とYES、NO形式で質問します。答えを具体的に誘導してくる場合は偽物の可能性大です。
葉を見つける前からお金を取る、お金が割高（現地に行った場合）
アガスティアの葉は基本、見つかるまでの料金は取りません。つまり、葉が見つからなかった場合は無料。そして、その後の予言を聞かなければ料金も発生しません。その後、1章から14章を知るに当たって章ごとに金額は発生しますが、葉を開く前の料金は請求しません。
スタート金額は第1章で2,500ルピー程度、日本円で4,500円程度。日本ではあまり高く感じませんが、インドではかなりの高額。どこの相場を見てもだいたいこの金額なのでこれ以上を請求された場合は詐欺の可能性大。
お客さんが少ない
インド人にとっても占星術は生活と切り離せないものなので、人気のある占星術館は地元の人が多く訪れているのも特徴です。本物のアガスティアの葉の館はお客さんで賑わっていて予約なしではすぐに見てもらえないとか。一方、お客さんが少なくてすぐに見てもらえるような場所は怪しい可能性が高いかもしれません。
まとめと「本物」の紹介
こちらでは、インドまでアガスティアの葉を探しに行きたい！という方に向けて、より信頼のおける本物のアガスティアの葉の館の情報を集めました。
アガスティアの葉に関しては賛否両論もありますが、本物のアガスティアの葉の館を訪れ、本物のナディ・リーダーに出会えれば、かなりの確率で自分のアガスティアの葉を見つけられることがわかりました。
しかし、アガスティアの葉をお金の手段として利用している偽ナディ・リーダーがいるのも事実です。今回紹介したカンチープラムとヴァイテースワランコイル以外のところで葉を探してもらうのは偽物に出会う可能性が高いのでおすすめしません。
アガスティアの葉を探そうと思った時点で、自分の人生を切り開こうとしている証だとも言われます。アガスティアの葉に書かれていることは全て正しくないかもしれません。ただ、これから先の人生で迷った時に、何かを考えるきっかけになるになることは事実です。
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